エシカルファッションとは 

エシカルファッションてなに?

A Scenery Beyond..は"Ethical & Timeless"をテーマにFair Trade(フェアトレード)プロダクト、エココンシャスプロダクト、ビンテージアイテム、職人によるハンドメイド品を国内外から独自に集めたエシカルファッションのセレクトショップです。
エシカルファッションてなに?エシカル、フェアトレードってどういうこと?なぜそんなことをしているの?ここではそんなお話をしてみたいと思います。

エシカルとは?

エシカルということばは、直訳すると「倫理的な、良識にかなった」といった意味。
エシカルファッションと言った場合は、「材料の生産流通、製品への加工、流通、販売、廃棄等の製品に関連する工程において生産者、環境、資源等に対して配慮をしたファッション」となるでしょうか。
A Scenery Beyond..では少しシンプルに「誰かや何かの犠牲を踏み台にしていない」「かかわる人やコミュニティによりよい影響を与えられる」ファッションと考えています。
ん?なぜそんな概念ができてきているかというと?
今、安くたくさん流通しているファッションビジネスの犠牲として踏み台にされている数々の問題が存在しているからです。

どんな問題があるの?

  • 途上国での労働力の搾取:
より安く早い労働力を求める先進国のマルチナショナルカンパニーは生産拠点を途上国に置き、たとえば3,000円/月程度の日々の生計が立たない低い賃金で長時間労働(14-16時間/日 7日/週)を強いている。
参照: http://www.waronwant.org/sweatshops-bangladesh
 
  • 児童労働:
田舎から妥当な待遇条件で送られてくる娘たちが実は奴隷のような待遇のもと工場で働いているパターンや、在宅ワーカー(仲買人を通した雇用)はできるピースに応じた対価でありそれがあまりにも低いので子どもたちも学校に行かずに就労するパターン。また原材料生産ではコットンの摘み取りなど子供の小さな手が向いていると長時間、さらに農薬にさらされながら最低賃金に満たない対価で働かされている。 
参照: https://labs.theguardian.com/unicef-child-labour/
教育を受けずに働くしかない彼らは大人になっても低賃金での搾取のサイクルからぬけられない。
 
  • 人権侵害: 
暴力暴言、差別、長時間の強制労働、待遇改善の要求や組合の権利なし
 
  • 劣悪な労働環境: 
ずさんな安全管理、不衛生な工場
 
  • 資源の大量消費大量廃棄: 
移り変わりの早いトレンドに合わせた早いスパンで安く購入し廃棄する習慣ができており、生産流通販売廃棄に係る資源の大量な無駄が発生している。たとえば平均的に一人のアメリカ人は1年に30Kg もの洋服を捨てていて、その約半分はまだ使えるものである。約一着のテキスタイルは3?ほどのCO2を発生させているし、約一着分のTシャツは生産されるのに2600リットル分の水が使われている。
http://www.usagain.com/mind-your-waste-infographic
 
  • 環境破壊:
上記の資源の無駄や大量のCO2排出に加え、コストを抑え大量に生産するために化学肥料農薬、および加工にも有毒な化学物質を利用している
 
 
今のファッション業界、または大量消費社会の裏でどんなことが起きているか、以下にて随時紹介しています。
A Scenery Beyond..のエシカルマガジン 彼らの現状と私たちの責任 

フェアトレードってなんだろう?

開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す「貿易のしくみ」(Fiartrade Japan HPより抜粋))のことです。
http://www.fairtrade-jp.org/about_fairtrade/000012.html

メリットとして、
支援側の事情でワンタイムで終わる寄付ではない
仕事をつくり、生産者・労働者の自立をサポートする
資本主義市場経済のしくみに則っている

問題として、
基準があいまいなまま、言葉が独り歩きしている
宣伝、集客のために利用されていることがある
認証に認証料、監査などが必要

フェアトレードだとどうちがうの?

以下に従来型とフェアトレード型(エシカルファッションブランドVEJAの例から)のバリューチェーンを比較してみました。1ページでファッション業界に顕在する問題点とエシカルファッションとしての取り組みを原材料から消費者にわたるまでのそれぞれのフェーズで比較しています。クリックして拡大してご覧ください。
フェアトレードfair tradeバリューチェーン比較

従来型のバリューチェーンでの一枚のTシャツのコストを分解した数字がこちらです。

出典:Clean Clothes Campaign
 

WFTO(世界フェアトレード機関)がさだめるフェアトレードの10の指針

また、参考にグローバルビレッジさんのHPでWFTO(World Fair Trade Organization)における10の指針を記載されていましたので、以下に抜粋させていただきます。
  1. 生産者に仕事の機会を提供する
  2. 事業の透明性を保つ
  3. 公正な取引を実践する
  4. 生産者に公正な対価を支払う
  5. 児童労働および強制労働を排除する
  6. 差別をせず、男女平等と結社の自由を守る
  7. 安全で健康的な労働条件を守る
  8. 生産者のキャパシティ・ビルディングを支援する
  9. フェアトレードを推進する
  10. 環境に配慮する
(出典:http://globalvillage.or.jp/fairtrade )
 

エシカルファッションとして、どんな配慮が該当する?

明確な定義はそれぞれのエシカルの捉え方によってくるとは思いますが、まずはいくつかエシカルファッションの推進を行っている団体のクライテリアをご紹介します。

まずは、イギリスで発足した100か国以上の6000以上の団体・個人が加盟しているEthical Fashion Forumによる項目です。

  1. Countering fast, cheap fashion and damaging patterns of fashion consumption:安く短いスパンのファストファッションおよびその有害な消費パターンに対抗する
  2. Defending fair wages, working conditions and workers’ rights:労働者の妥当な賃金、労働環境、権利を守る
  3. Supporting sustainable livelihoods:持続可能な暮らしをサポート
  4. Addressing toxic pesticide and chemical use:有毒農薬や化学薬品の使用への問題視
  5. Using and / or developing eco- friendly fabrics and components:環境に優しい素材を開発、使用
  6. Minimising water use:最小限の水の消費
  7. Recycling and addressing energy efficiency and waste:エネルギーや資源ゴミの有効利用やリサイクルへの取り組み
  8. Developing or promoting sustainability standards for fashion:ファッションにおけるサステナビリティのスタンダードを推進
  9. Resources, training and/ or awareness raising initiatives:率先して情報、教育、気づきを広める
  10. Animal rights:動物の権利
もうひとつ、日本発信のエシカルファッション推進団体EFJ(Ethical Fashion Japan)では以下のように定義しています。

出典:EFF http://www.ethicalfashionjapan.com/about-ethical/ 
 

A Scenery Beyond..としては?

おもに以下の5つの項目を意識して商品の取り扱いをしています。大量購入大量廃棄の悪しき習慣からの脱却としてファストファッションではない選択肢を提案、ものづくりへのリスペクトを広め、時代を越えて認められる価値を重んじきちんと選んで長く使うライフスタイルを提示していきます。
 
立場の弱い途上国労働者に正当な賃金、労働環境、権利を保障したフェアな取引により持続可能な発展に貢献
環境負荷の低い素材、製作工程(オーガニック含む)
材料、各工程、ステークホルダー、関係の透明性
伝統的な技術を取り入れた熟練の職人による手作り
追加の負荷を抑えられるビンテージ用品

A Scenery Beyond..としてのエシカルファッションへのスタンスは以下にて随時記載しています。
A Scenery Beyond..のエシカルマガジン 間瀬の思い